2018AWにリリースされた、1日1着しか(縫製だけで)生産出来ないプレミアムなライダースがありました。

革好きを魅了する世界有数でも有数なイタリアのタンナー「GUIDI」で鞣した馬革。
ホースバットとは馬のお尻全体の革になります。

馬のお尻というと「コードバン」ですがお尻のほんの一部分になります。
コードバンについては以前こちらに書きましたのでご興味ありましたら
お読み下さいませ。
その①
http://www.callingbacklash.com/news/news34.html#2011/10/07
その②
http://www.callingbacklash.com/news/news34.html#2011/10/08

イサムカタヤマバックラッシュ 1838-01
写真右が2018AWのプレミアムなライダース、GUIDIホースバットでした。
価格も32万+taxと高額でした。

こちらはブラック(写真がブラック)とブラウンの2色展開で
限定生産15着でした。

そのライダースを見た時に、裏もすごくいい色艶オイル感でした。
いい革は裏もいいなぁとつくづく思いました。

イサムカタヤマバックラッシュ 1838-01
そして2019AW ホースバットの裏使いがコレクションに出ていました。
形も少し変わっています。
タンナーはGUIDIではなく「MARYAM」
イタリアのタンナー。

僕は初めて聞いたタンナーでした。
(タンナーとは皮が腐らないように、皮から革へ変質させるところ)

このライダース、普通の人が見ても、何にも思わないと思いますが
革好きが見ると、おぉぉおぉぉぉと唸ってしまうこと間違いなしのライダース。

それは着込んで行くとより顕著に現れてくると思いますがパッと見はわかりません。

イサムカタヤマバックラッシュ 1838-01
写真赤丸のところにコードバン層があります。
この写真ではわかりませんが、赤丸以外のところのレザーと比べると
繊維がきめ細やかで詰まっています。

1着の中で、コードバンのところと、ホースバットのところのあるライダース。

ホースバットはコードバンも含めた革なので
なるほど、当たり前と言えば当たり前ですが、
1着の中で両方存在する革の使い方をするなんて、ユニークで自由な発想だなと思います。

そう言えば、先日原皮屋さんがお店に来られていました。
原皮屋さんと(毛のついた皮を取り扱う皮業者、タンナーのさらにひとつ前の工程)話したのは初めてでした。

原皮の段階では革の値段に差はあまりないそうです。
(僕が聞いたある一人の方だけの話になります)

ということは、タンナーでかなり変わるんだなと思います。

ワインもワイナリーでワインの個性が違うように
革もタンナーによって、革の個性が決まるように思います。

イサムカタヤマバックラッシュ 1838-01
THE裏使いという感じです。
イサムカタヤマバックラッシュ 1838-01
裏になっている表の革がまた素晴らしい。
一目でいい革だとわかる、ほんといい革です。

BLACKとBEIGEの2色展開です。
価格は前回と同じ32万円+tax
高額ですが、その価値あまりある1着だと思います。
希少な革のため少量生産です。

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2月23日(土)24日(日)
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3月2日(土)3日(日)

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