「良いお直し屋さん見つけられてますね」

そちらの修理屋さんのお話聞いてると
すごく服の構造を分かってらしゃるように思います。
ポイントは
このバックラッシュのレザーパンツ
「これ以上すると形、変わるよ」

その加減、程度を分かってらっしゃるのは
凄腕のリフォーム屋さんです。
かなりご高齢、納得です。
いや新品よりいいんじゃないでしょうか。
基本、着倒した服は新品には戻りませんが
レザーは新品よりかっこよくなることも。

その人のものになり、もしくは他人から譲られたりした服
サイズ変化や経年、環境で破れたり
なんらかの不都合が起こった服をお直しする人 
それはどこの町にでもある「服のリフォーム屋さん」

リフォーム屋さんは数あれど
服を作った人のこだわりとシルエットを尊重しつつ
直しに来たお客様の理想との妥協点を見出す難しい作業

それに必要なのは「熟練 経験」
なのでお直し屋さんは経験で
良い服かそれなりの服か見抜く力があります。

よく混同されるのは、生産メーカーは
お直しやリフォーム も するのではなく
新品を均一に効率を考え、生産する人たちです
(新品に近い状態の不都合は直したりします。)

人手に渡り着つくされた服を修理する(場合によってはカスタムする)
リフォーム屋さんはプロの専門技術職で
それ(修理や矯正 サイズ直し)をやるとどうなるか
それをこうしたほうが良いのかそうしないほうが良いのか
その服のために総合的に判断しながら完成を目指し
ブランドに対し理解があれば良いお直しになります。
(素材適正も重要なisamukatayama backlash を出すなら
レザーに詳しいこことかデニムならあそことか。)

双方の誤解で「違うもの」になって修理から帰ってきたと
悲惨なことにもなりかねません。

デキるリフォーム屋さんを探し当てるには感覚に頼るしかなく
数件あたってまず相談してみてください。
あと例えば高級なブランドの服を
リフォームしているとかも参考になります。

技術やセンスは見えないので、なにか話の中で納得できない
信頼できないなと思えば
考えますと言って出さないほうが良いです。

今回、お客様は最近お痩せになられ
できる限り直したけれど
これ以上は詰めない(小さくしない)ほうがよいと言われました。

お直し屋さんの意見を尊重し、お考え抜いた結果
それならそこだけを部分的に洗ってみようと
場所を限定し、洗ってみたのです。

見事成功

シルエットの出っ張りもなくなり
洗ったところは油分が出てかさつきましたが
古Tシャツで磨くと革全体も復活し
艶出しも成功。
情熱と熟練と知恵のコラボレーションとなりました。

くれぐれもお直し屋さんとお直しを出す人は
じっくり話し合って納得された上が重要です。

パンツはお修理して一層気に入ってますとのことですが
バイクは相性が合う
これ!という修理屋さんがまだ見つけられてないとのこと。
「今から何軒か行くんですが」

良いお直し屋さんが見つかると良いですね。


貴重な成功体験をお聞かせいただきありがとうございました。

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(写真の商品は別のお客様からの引用です)
長年の愛着とメンテは正比例ですね。

コーリングバックラッシュはわりと長めの
バックラッシュ製品の販売経験がございます。