ISAMU KATAYAMA BACKLASH Official Only Shop OSAKA

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エレファントレザーはワシントン条約によって

厳格な制限の元で国際取引が行われています。

ワシントン条約は、自然のかけがえのない一部をなす野生動植物の特定の種が
過度に国際取引に利用されることのないようこれらの種を保護することを目的とした条約です。

この条約は、絶滅のおそれがあり保護が必要と考えられる野生動植物を附属書Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ
3つの分類に区分し、附属書に掲載された種について
それぞれの必要性に応じて国際取引の規制を行うこととしています。

附属書Ⅰ 
絶滅のおそれのある種で取引による影響を受けている又は受けるおそれのあるもの。
対象種一例、オランウータン、ゴリラ、ジャイアントパンダ

附属書Ⅱ
現在は必ずしも絶滅のおそれはないが、取引を規制しなければ絶滅のおそれのあるもの。
対象種一例、ライオン、クマ、タカ

附属書Ⅲ
締約国が自国内の保護のため、他の締約国・地域の協力を必要とするもの
対象種一例、セイウチ、ワニガメ、タイリクイタチ

エレファントレザーは
1989年にワシントン条約で取引禁止の付属書Ⅰに記載されましたが
密猟が少なくワシントン条約以降個体数が増え、農業被害などが多くなり
1997年にワシントン条約附属書Ⅱに分類されました。


付属書Ⅰですと商業目的の取引は禁止されていますが
附属書Ⅱだと厳格な制限下での商業目的が可能になります。

とは言え、革の絶対数が牛に比べると
市場に出回ることがずっと少ない希少な革になります。

エレファントレザーは大小のシボやダイナミックなシワが無数にあり
1枚の革の中でも様々な表情が存在する革です。






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バックラッシュ定番の
318-03
ダブルショルダー製品染め財布
(写真はKHAKI)

数あるバックラッシュの財布の中でも
一番バックラッシュらしい(機能より革感を大切にするところ)
財布で発売以来10年以上売れ続けているモデルです。

ダブルショルダーと言うのは牛革の肩になります。

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両肩を使いますので
ダブルショルダーと言います。

この財布に使われているのは日本の革です。
(ジャパンダブルショルダー)

元々革の裁断は下の写真のように縦に行われていました。

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このショルダーレザーの大きさだと財布は作れても
ベルトやライダースは作れないので
革を縦ではなく横にカットするようにタンナーさんにお願いして
ダブルショルダーの革を手に入れていました。

※ちなみに海外だと元々縦ではなく横でカットするので
ダブルショルダーと言わずショルダーと言い
ショルダー言えばダブルショルダーのことを指します。

このショルダーレザーは首周りの革です。
よく動く部位のため繊維が密で非常に丈夫な部位になります。
トラやシワが多く皮革らしさのある革です。

革には元々の傷や蚊に刺された後などもあります。
また個体によりシワやトラが少ないもの、または多いものがあります。
天然皮革の特性上としてご理解いただければ幸いです。

それでは新品の318-03のKHAKIを2点比べてみます。

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トラ少なめです。

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こちらは細かいトラやシワが入っています。
使って時間が経ってもトラやシワはなくなりません。
どちらが良い悪いでもありませんので
ご自身の好みで選んでいただくのが最良だと思います。

店頭では在庫全て見ていただき、お好きなものを選んでいただいております。
またネットだと在庫分全ての写真を見たいとメールをいただければ対応しております。

次はお客様がお使いいただいて5〜6年の財布と新品の比較です。

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バックラッシュの使うベジタブルタンニンのダブルショルダーは
革のエイジングも素晴らしいです。

右が新品、左がエイジングしてる財布。
トラがくっきり見えます。

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新品はそのままだとフタがまだ閉まりません。

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使用するとこのようにフタはピタッと閉まります。

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手前がエイジングしたもの、奥が新品。

色が深くなり艶が上がっているのがわかるかと思います。

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フタの裏はスエード面になります。
わりと毛足が長めでざらっとした(少し硬め)革ですが
こちらも使うと変わっていきます。

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こちらは毛足が寝てざらっとした印象はありません。
写真の腕がよくないので見たままを写しきれませんでしたが
実物はこの裏面でも光沢があります。

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なんとなく艶があるのが伝わるでしょうか....

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フタを開けたところ。
右がエイジング、左が新品。
アンティークの家具のような風合いと色艶でトラがかっこいいです。

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自身の成長と共に変化を愉しんでいただける
バックラッシュを代表する財布です。

318-03
ダブルショルダー製品染め
財布
27,500円


















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