レザーアイテムを持つと
次に来る問題は

別の革が、、、。
もっと自分の求める革があるのでは
そこが楽しさになってきた。
実は出来上がった革の中身には(生産国が牛の年齢が色がフィニッシュが厚みが
タンナーがオイルが部位が、、等)いろいろな要素が絡んでいます。

イタリアに行くと革の本場なので
街でサンダル見てもカバン見ても財布見ても家具みても
ソファに座ってもどこ見ても革が至る所で見られます。
そこで勝負
いい革だなあと思えるものがあるか?判断基準は?

まず見た目から入り、ウインドウから出してもらい
手の掌で触り質感で感じようと努めますが、、。
まずは艶 使い込まれていればおのずと艶がにじみ出ています。
新品だと難しい。もうフィーリングで直感に任せます。
自分なりに見て触って匂って?経験を積むことがこれからも課題。

最近見た中ではロサンジェルスのブランド「エスキベルシューズ」のオーナー本人が使ってるドキュメントケース。
100年の手垢にまみれたようなまだらの濃淡と艶が複雑で素晴らしく、、しかしどうやって、、。と質問すると 
「そうだろう、、濃くなってるところを何千回も水や、オイルいろんな色を混ぜ指で塗り込んだんだ。」
と嬉しそうに犬をなでるようなジェスチャーで答えてくれました。
そうか、100年かけなくても自らの手でそうなるのか、、、。まるでアート。
(ここからはそれが必要なんだよ)と愛情や執念、探求心、イマジネーションで
革そのものを変化させたプロに線引きされたようでした。

だからこそ革は面白い!どんどん見て触って感じたい。

ヌメ革のラウンドジップの財布は素の状態から独自色が出せる革でもあります。