バッファロー(水牛は水に浸かってる)の特徴
それは「シボ」

この手の革
販売する側からすると
説明を途中棄権してしまうことがよくある

「苦手なんだよ」と初めからパスの方
シボ革が欲しいという積極的なお客様は誠に 珍しく、、。

名前の響きも派手さのない感じ

なかなか攻めの言葉が見つからず
守りの言葉でお茶を濁す、、。
「傷は付きにくいですよ」。

全体を覆う、鮫肌のようなブツブツ
それによる光沢の無さ
型押しのような経年変化が望めない感じ

つまり派手さが無い、色気が無い、あまり変化しない

よさげな言葉を選べば
「男くさい」とか、落ち着いた感じとか
出過ぎたぎらつきは無い代わりに
一歩手前のスモーキーで通向けな
わかりにくい感じは確かにある

財布にしてもベルトにしても革ジャンにしても
なんにしてもこの革の良さを伝えづらい

しかし、長い間着れば
長い間使用すればきっとそれなりの良さが現れるだろう
10年?もっと? 
買った時よりも?

やっぱり長く使い込めばその時はやってきます。

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これは素晴らしい
しっかり特徴の(賛否両論の!?)シボ感は残っていて生々しく
しかし、何より表面がザラっとして乾いた感じのこの味わい。
久々経年の魔力を感じました。